またたびトラベル
◎ 読書記録
夏休みになったとたんに、ここまでぐうたらしてもイイもんかと
いうほどグダグダな毎日です。
おかげで今日は、3冊も本が読めてシアワセですが。
『またたびトラベル』 は、横浜市立図書館の小学校3・4年生
向け夏休みおススメ本にもリストアップされています。
黒井 健のネコで表紙買い (笑)
(本を手に取った動機としては、“奈良千春で 『蛇淫の血』 を
表紙買い” と一緒だわな)
迷路のような細い路地のつきあたり、ひどくおんぼろな木造の
2階建てアパート。
その1階に小さな旅行会社、「またたびトラベル」はあります。
この旅行会社をめぐる、6つのお話。
ちょっと、ジャック・フィニィのファンタジーを彷彿とさせます。
「夢の10セント銀貨」みたいな。
子供が読む児童書であるからこその、質の高い作品。
実際、子供のほうが自分が読むものに対してシビアですよね。
大人は、好きな作家の作品ならあまり興味のないテーマでも
惰性で読んだりしますが、子供はそんなことはしませんから。
普段あまり本を読まないけれど、何か1冊読んでみようと思っ
ているオトナのヒトは、とりあえず児童書からチョイスしてみる
ことをおススメしますね。
先日、はやみねかおる の『そして五人がいなくなる』 を読んで
みまして。 青い鳥文庫ではなく、講談社文庫のほうでしたが。
主人公・夢水清志郎のキャラクターなどは結構辛辣で、相手が
子供だからと侮ったところがありません。
が、物語の視線は常に子供に置かれています。
子供の視線・・・これが新鮮です。
大人が読んでも面白いと思える内容を、その面白さを損なわず
子供にもわかるように書かれている。
児童書とは、実に作家の力量が問われるジャンルなのではない
かと思います。



